夢を語る事、モチベーションを保つ事

-Rhiaが世界のコンペに参加した理由と受賞までの道のり

何かを達成しようという時、誰もがモチベーションの維持に苦労すると思います。

私は過去7つのコンペに参加して、うち6つで入賞という結果を頂きました。しかし当然ながら、挑戦した事の全てが成功したわけではないですし、出産というライフイベントと重なった事で時間や体力の制限がかかった時期もありました。

ですが、長期的にはブレない目標を設定した事で達成できたのだと思います。今回はこのことから得た経験をお話ししたいと思います。

人生を通じての「夢」を探そう

「自分の夢は何か」皆さんも一度は考えた事があると思います。子供の頃はあったけど今は夢なんかない!という人もいらっしゃるかも。

でも、皆さんにとって夢を持つという事は、これからの人生でブレずに前に進む原動力になると思うんです。

夢とは、木で例えれば太い幹で、ここがしっかりしていれば倒れる事はありません。

日々の習慣や行動は夢から派生した枝であり、日常に起きる出来事や結果は葉っぱです。

皆さんの毎日が枝と葉っぱだけで出来ていたら、それらが枯れた時に何も残りません。

迷った時、苦しい時に立ち返り、自分を支えてくれる太い幹を持っていて欲しいと思うのです。ですから、バカにせずにご自身の夢を洗い出してみて欲しいんです。

夢は人それぞれですが、その人の「価値観」が夢になると思います。ちなみに「世界を旅したい」「美しくなりたい」という夢を語る方がいらっしゃいます。これらはとても素敵なのですが、あくまで「目標」であり「枝」に当たるでしょう。なぜなら、旅行をした先の自分に何が起こるのか、美しくなるとどう人生が変化するのかが、本当にあなたが目指す姿であるはずです。この深い部分にある理想こそが「夢」だと思います。そこまで掘り下げて考えて欲しいのです。

私は考える時間があると思いや夢を紙に書き出し、やるべき事を分解する事にしています。

Writing

2013年のある日、私はこんな事を紙に書いていました。

・夢:人を笑顔にする事。

これは私のそれまでの人生を通じて全くブレない軸でした。幼い頃からダンスを続けてきた事も、就職活動でアパレルの販売職を志望した時も、恵比寿でゼロからリアスタを始めた時も「人を笑顔にしたい」という自分の価値観が後押ししていました。

では自分はどうやってこの夢を達成するのか。枝の部分を考えました。

当時30歳の自分にはダンスとピラティスという武器があり、始めたばかりではありましたが、指導することにも手ごたえを感じていました。これを使って人を笑顔にすることができるはず。より多くの人に届けるためには、スクールを大きくして、当時のように間借りではなく自分のスタジオを持ちたいと考えました。

自分のスタジオを持つにはかなりのお金がかかります。このまま無名のレストランダンサー、インストラクターのままでは生徒さんがついてきてくれないと思いました。

そこで世界の権威あるコンペに参加し、タイトルを取ろうと決めたのです。

難しい目標は手順を細かく分解する

もちろん、選りすぐりのダンサーが集まるコンペで入賞するというのは簡単な事ではありません。困難なことを達成する時に1番の障害になるのは「自分には無理かも・・・」と考えてしまう弱い心です。だからこそ、やるべき行動を具体的に細かく分解して、それらを必要最低限に絞り、最後までやり続けられるように自分のモチベーションが下がらないように工夫する必要がありました。

私がコンペに挑戦する時に決めたゴールは

・1年に1個タイトルを取る

シンプルにこの事だけでした。

そして、私がコンペに参加するまでに必要だと思う手順は

①エントリーするコンペを決める

②本番まで半年を切ったら本格的に練習を開始

③何時から何時までは練習と決めてどんな条件でも実行する

この3ステップです。

逆に自分に必要ないと思う事は「余計な事を考える時間」です。ですから、コンペ前の半年間は数分単位でスケジュールを組んでいました。本番で失敗したらどうしよう、この振付が評価されるのか、選曲が間違っていないか‥考えればいくらでも自分の動きを止める思考は出てきます。それらを一切排除する事に努めていました。やるべき事を全てやりきって臨んだ先には、かつてない自信とベストなパフォーマンスが待っていました。

2013年のTIBC(東京国際ベリーダンス大会)

そして、2013年のTIBC(東京国際ベリーダンス大会)では優勝を頂く事ができました。翌年の2014年には出産。(TIBC出場時は誰にも言っていなかったのですが、ステージで踊った時には妊娠8週になる息子がお腹にいたんです!)

出産による筋力・体力の低下は否定できず、さらに初めての育児に体力も時間も奪われていましたが、この時もタイトルへの挑戦は諦めませんでした。

目標の期限を決めよう

私はコンペに挑戦する期間を5年と決めていました。ダンサーもアスリートと同じで、無期限で頑張るには気力と体力が持たないと思ったからです。オリンピック選手も4年という期間で集中して仕上げますよね。人間の集中力は4-5年が限界なんだと思います。

さらに、1つのコンペに対する準備期間は半年に設定しました。集中力を切らさずに取り組める限界だと思ったからです。選曲・振付に3ヶ月。一般的なコンペはこのあたりで予選があります。予選に通った後にはギアを一段入れ直してさらに3ヶ月集中して作り込んで行きます。

2019年のマイアミRakstarでは Rakstar部門準優勝

ちなみに出産後の2015年に挑戦したNYCairoは準備に1年を費やしたのですが、意気込みが強すぎたせいか、もしくは集中が途切れてしまったのか、入賞すらできませんでした。おそらく時間が十分にあった事で余計な事を考える時間も持ってしまったんだと思います。

2015年NYCairo。結果は残念だったけど、今では良い教訓!後ろの泣きべそ顔は当時1歳の息子

この反省を活かして、その後に国内外のコンペに年1-2回ペースで参加。2016年の名古屋World Bellydance Festivalでは優勝。2018年のエジプトのNile Group FestivalではLive部門3位。同年行われた世界屈指の大会Cairo KhanではLive部門2位入賞、CD部門優勝。これが最後と決めて挑戦した2019年のマイアミRakstarでは Rakstar部門準優勝と、自分なりに良い結果を残す事ができました。

この先は指導者としての人生に舵を切りました。

恵比寿Rhiaスタ・ピラティスクラスにて(現在はスタジオレッスン休止中)

一定期間、精一杯頑張って納得の行く結果を残せた事でインストラクターとしても自信がつき、現在は教えることに集中できています。私の元々の夢はコンペで優勝する事ではないので(笑)もうこの後はコンペに参加する事はないと思います。目標が一つ、完結したのです。

目標は修正していい

先ほど自分のスタジオを持つ事が目標だったと言ったのですが、現在いろんな偶然が重なって、オンラインレッスンが中心になったので、少しこの目標は修正されています。また、コンペの挑戦期間は、のちに出産のため5年から6年に修正しました。目標とそれを達成する期間は定期的に見直す方が良いですね。それでも夢そのものは変わらないはずですから。

熱い人歓迎!一緒に夢を語りましょう!

今回ご紹介したのはダンスのコンペティションという特殊な例でしたが、どなたにとっても夢があるはずで、その達成のための工夫を惜しまないで頂きたいと思います。生徒さんとお話ししていると、ショーで踊るダンサーになりたい、健康になりたい、幸せな家庭を築きたいなどなど、様々な夢や目標を語ってくれます。ダンスやピラティスに関わる夢ばかりではありませんが、そのどれもがかけがえのない尊いもので、胸を熱くさせられます。夢を話してくれた人にはそれを絶対に叶えて欲しいし、私がその手助けになればこれ以上の幸せはないと思っています。ちなみに皆さんの夢を私がインストラクターとしてお手伝いする場合はちょっとスパルタかもしれません(笑)だって人生は短いんだから!目標は少しでも早くクリアした方が夢に近づけるんですから!

とにかくまずは夢を書き出して、誰かにそれを話してみてくださいね。

Love,Rhia

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