夢を語る事、夢を叶える事

突然ですが、皆さんの夢は何ですか?

「夢」という言葉の重さに少し恥ずかしさや、自分とは関係のない事だという感覚を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

でも今日はどんな方にとっても「夢を持つ」という事とそれを語る事の大切さをお話したいと思います。

Rhia個人は、定期的に夢を紙に書き出すことにしています。自分がどうなりたいのか、そのために何をすれば実現するのか。7年ほど前、恵比寿でスタジオをオープンしてしばらくしてからの事だったと思いますが自分の想いをノートに書き出してみました。そこには「人を笑顔にすること」という夢を書きました。

実は私は大学卒業後の就職活動の時にも面接で同じ事を言っていました。その結果好きだったアパレルブランドに就職し接客の仕事に就いたのですが、10年経った夢の本質は変わっていなかったのです。

では7年前、インストラクターである自分が、人を笑顔にするためには何ができるだろうか。これについてできることを何時間も考えました。その当時は、少し手狭なスタジオを借りていたので、もっと広い場所でもっと多くの方にダンスやピラティスを学ぶ喜びを知っていただく必要があると思いました。

ただ、そのためには私はあまりに無名すぎました。無名の、実力もわからないインストラクターのもとに集まってくれる生徒さんには限りがあるのでは・・そう考えて私が辿り着いたのは、「コンペで賞を獲得する」ということでした。元々順位を付けられることにはそんなに興味を持てずにいたのですが、権威あるコンペで入賞することができたら、私のことを知ってくださる人も増えるのではないかと思ったからです。生徒さんがもっと集まってくれて、自分のスタジオを持つことができたらもっと多くの方に多くの学ぶ機会を提供できるかなと。そんな気持ちでした。

一方、コンペで入賞することは生易しい事ではないのもよく知っていました。先輩ダンサーの体験談や、スポーツアスリートの取り組み方を参考にしながら、人間が集中力を維持できるのは5年間が限界だと考えたので、自分も5年間毎年1つのコンペに参加しできるだけタイトルをとろうと決めました。

それからはインストラクターの仕事をしながら、練習の日々です。1日最低2時間、長い時では6時間ほど自分の練習のためにスタジオにこもりました。休んでいたのは週1日あるかないかです。練習はもちろん大変で、疲れてスタジオで寝てしまうこともありましたが・・笑 とにかく5年間は、と決めて。挫けそうな時にはノートを見返しました。私は、自分の関わった生徒さんが笑顔になってくれるなら、もっと多くの生徒さんに出会えるなら今の努力なんて大した苦労ではないと思いました。

初めて臨んだのは2013年の東京ベリーダンスコンペティション(TIBC)です。ここで、大変ありがたいことにプロフェッショナルオリエンタルソロ部門で優勝を頂くことができました。この時の感覚は、喜びと同時に「やっと一歩を踏み出した。ここからが勝負だ」という決意でした。そして・・・実はこのコンペのステージで踊った時にはお腹に妊娠8週になる息子がいました。この先、妊娠・出産・育児というライフステージの変化とともにコンペに挑むという課題も増えたのです。

つわりの時期と産後すぐはさすがに練習ができないので、元々決めていた目標「5年間」は「6年間」に延長することにしました。家族とも話し合い、自分の夢と目標を伝え、協力を得られるようにして、コンペの挑戦は続けることにしました。

詳しいことは別の記事でお話するので割愛しますが、世界規模のコンペで優勝するという目標も果たすことができたので、私の挑戦は2017年で一旦終わりにしました。というのも、夢はコンペで優勝する事ではなく、スタジオを大きくしてより多くの生徒さんに笑顔になって頂く事だったのでここからインストラクターとしての活動に専念することにしました。

夢は、少しずつ叶って行きました。コンペの結果や動画を観てRhiaに習いたいといってくださる方も増えましたし、何よりインストラクターとして皆さんに提供できる価値に自信がついたことが大きかったと思います。

その後、2020年4月、新型コロナウィルス感染拡大という大きな転機がありました。スタジオは閉鎖せざるを得ず、6月に予定していた大きな発表会も中止せざるを得なかったことから一度は大変な挫折感がありましたが、ここでもノートに書いた「夢」に立ち返りました。外出も運動もできず心身共に辛い思いをしている生徒さんの笑顔ためにできることを探そうと。

オンラインレッスンを始めて、直接は会えませんでしたが、zoomなどを通じて生徒さんが笑顔になってくれました。練習を続けられて嬉しい、人と繋がれて嬉しいと言ってくださりました。ああ、夢を忘れずに思い切って行動してよかったなと実感したのです。

現在、私の夢はオンラインレッスンに切り替えた事で当初の「大きなスタジオをもつ」というプロセスではなくなりましたが、オンラインを通じて会員の皆様に笑顔をお届けできるような仕組みを作ることができ、しかもこれまで通えなかったような地域の生徒さんが日本全国から集まってくださっています。私の夢はまだ終わりません。体を本気で変えたい会員さんのお手伝いを全力ですること、ピラティスの素晴らしい教えをできるだけわかりやすく伝えること、ダンサーになりたい生徒を本物のダンサーに仕上げること・・挙げたらキリがないのですが、皆さんの生活が豊かになって、そのさきに待っている笑顔を見たくて、日々私なりに努力を続けています。

これを読んでくださった方には、夢を持ってそれを語って欲しいです。夢のスケールは関係ないと思います。皆さん自身が何をしている時に、どんな状態の時に幸せになれるのか、一度棚卸ししてみて欲しいなと思っています。ダイエットで美しい体を手に入れることかも、仕事での成功して豊かになることかも、家族と平和な日々を過ごす事かもしれません。どの夢も叶えるために本気で取り組めば本当に素晴らしいことだと思います。木には太い幹があるからこと、葉っぱが豊に茂ります。夢は、この幹の部分で、実現できた事柄が葉っぱです。太い幹を持ってモチベーションをぶれさせないことが大事だと思います。

そのためには今日の自分の行動がどうあるべきか、見直してみるのも良いと思います。夢は語らなければ、一生夢のままです。

あ、それと、夢を語りたくなったらRhiaにも是非ご連絡くださいね!ちょっと一杯でもお付き合いしたいです(笑)

コメント

    • SachiKo
    • 2020年 11月 13日 6:25pm

    Rhia 先生、本当に尊敬します
    そして、ずっと憧れていた先生に指導していただける事に感謝します
    私の努力もまだまだだと気付いてはいましたが、これを読んでもう少し練習の時間を増やそうと改めて思いました。
    ノートに書き出す事も大切ですね✨

  1. この記事へのトラックバックはありません。