<受講者インタビュー>アラブ世界に魅了されて・・コンペ挑戦で得たもの

リアスタで頑張っていらっしゃる会員さんにお話を伺います♪

インタビューにお答えいただいた方

小村幸子さん

受講クラス:

初中級同時受講クラス


小村さんは2019年より数々のベリーダンスコンペティションに挑戦、以下のような数々の素晴らしい成績を残されています。

TIBC2019 シニアオリエンタルソロ部門3位
The One2019 ノンプロフェッショナルオリエンタルソロ部門3位
KBC(関西ベリーダンスコンペティション)2020 プラチナオリエンタルソロ部門2位
Al Asul Dawar Competition2020年 アマチュア部門 Oriental・Classicの部2位
TIBC2020 シニアオリエンタルソロ部門2位


2020年はイベントの度重なる延期や中止等、困難な状況でしたがどんな想いで練習を続け、挑戦されているのか伺いました。

リアスタ:こんにちは。今日はよろしくお願いします。早速ですが、ベリーダンスを始められてどのくらいですか?

小村さん:愛知県の「ヤサラーム ベリーダンススタジオ」に約10年通っています。スタジオに通う前はダンスは未経験でした。ただ、中学校は体操部だったり、体を動かす事は好きな方だと思います。

リアスタ:ベリーダンスを始めたきっかけは何でしたか?

小村さん:UAEの航空会社で勤務していた際に、首都アブダビに仕事でいく機会が度々あり、そこで聞いたアザーンがすごく心に響いたのです。アラブの文字や言葉など全てに魅了されてしまいました。航空業界で働いていたため世界の国々を訪れたことがありましたが、アラブの空気感は欧米とは全く違っていました。文化的な魅力もそうですが、アラブならではの慣習、そこで暮らす上での難しさなども体験することで現地の文化に興味を持ち、次第にその文化の一つであるベリーダンスにも惹かれて行きました。

アブダビにて
モスクで聞いたアザーンの声

リアスタ:現在のベリーダンスの練習量を教えてください。

小村さん:スタジオには週1回ペースで通っていましたが、コロナの影響で4月からは通えなくなりました。それをきっかけにちょうどRhia Studioがオンラインレッスンを開講されるという事で入会しました。通常は週1-2回で、コンペの前は2-3倍に増やします。

リアスタ:コンペに挑戦しようと思ったきっかけは何でしたか?

小村さん:私はマイペースな性格で、順位を付けられるということにはあまり興味を持てずにいたのですが、ある時自分で考えた振付を先生に褒められたんです。「コンペに出てみたら?」と勧めて頂き、ちょっと出てみようかな、という気持ちで参加を決めました。

リアスタ:これまでどんなコンペに参加されましたか?

小村さん:最初は2019年のOnenessです。ここでは受賞はありませんでした。次は同年のTIBCで、シニアオリエンタルソロで3位を頂きました。続けてThe Oneに自分の振付で出場し、ノンプロフェッショナルオリエンタルソロ部門で3位を頂きました。

The One での演技

その後もコンペの参加を予定していましたが、コロナパンデミックによって無期延期となり、今年の10月までは時間が空いていました。延期が続きようやく開催された関西ベリーダンスコンペティションではプラチナオリエンタルソロ部門2位を頂くことができました。Al Asul Dawar Competitionのアマチュア部門、Oriental・Classicの部でも2位を受賞させていただきました。

リアスタ:素晴らしい結果ですね。さらに2020年11月22日に開催の「TIBC2020」シニアオリエンタルソロ部門でも入賞されました。おめでとうございます。

小村さん:今年のTIBCは、コロナパンデミックの中で予選から決勝戦まですべてオンラインという、初めての試みでした。ベリーダンスの灯を消さないようにと、オンラインとは言えこのような大会を開催してくださった主催者のDeseos様、MCのファラーシャ先生、日本を代表する審査員の先生方に感謝しております。

リアスタ:そのTIBCで2位という素晴らしい結果を残されましたがお気持ちは?

小村さん:2位という結果はとても嬉しかったのですが、今回は初めて悔しいと思いました。今までは、なんだかまぐれ?っていうくらいトントン拍子で入賞し、嬉しさの方が大きかったからです。2位を頂くようになって、一度は優勝したいと意識しだしてから、そこからが長いと感じました。去年からコンペに参戦し、その年その年でやはりスターというべき、全てを兼ね備えたダンサーさんがいて、私の1歩も2歩も前を歩いているダンサーさんに近づきたくて一生懸命練習しました。それでもやはりまだ足りない部分が一杯あって、また練習する。その繰り返しでした。今回やはり追いつけなかったけど、でもコロナで気持ちが落ち込む中、気がついたらベリーダンスのお陰でいつも心は満たされて、前を向いて歩いて行けた、それだけでもこの素晴らしいダンスに出会えて救われた自分がいて、今たくさんの思いで胸が一杯です。

リアスタ:お話を伺っているこちらまで胸が一杯です・・

TIBCにて

リアスタ:ところで、コンペが無期延期となっている期間はどうされていましたか。

小村さん:やっぱり期間を決めて練習を頑張っていたものが、いつ開催になるかわからないという状況で練習のモチベーションは下がってしまいました。ダンススタジオもお休みになったので、何もすることが無くなった・・と思っていた時にRhiaさんのオンラインレッスンに出会って、「この期間に基礎を見直そう」と思いついたんです。実はそれまでの私は、見よう見まねでなんとかなってしまっていたというか‥基礎的な部分を直される機会があまりなかったので、見逃している点が多かったことに気づいたんです。例えば「スネークアーム」は肘から動かすのだとか、Rhiaさんから教わる基礎のポイントは全てが眼から鱗でした。

リアスタ:Rhia★Studioのオンラインレッスンを数ヶ月受けてみてどうでしたか。

小村さん:動画なので自分のペースで何回も繰り返し見られることがありがたかったです。自分のライフスタイルに合っていると感じました。実はRhiaさんには一度もお会いしたことがないのですが、zoomなどを通じてすごく丁寧に指導してくださるので、もう何度もお会いして近くでお話したような感覚を持っています(笑)いつか、東京に行く機会があったらお会いしたいです。

リアスタ:コンペの準備の仕方にはコツがありますか?

小村さん:コツというほどのことでは無いのですが、予選の2ヶ月前から曲を考えて、1日2時間、週5日ほど練習します。先生に直接指導を受けた事はなく、自分で動画を撮っては直すという作業を繰り返していました。そろそろ先生のアドバイスも頂きながらやってみようかなと考えています。

リアスタ:ご自分の踊りの良さや改善点はどんなところだと思いますか?

小村さん:柔らかくゆったりした動きは得意なのですが、キレや力強さが必要な場面になると弱いです。Rhiaさんは私が苦手な部分をすごく巧みに表現されるダンサーさんなので、筋肉の使い方から学びたいと思っています。それから、歩幅を広く取りすぎるということもよく言われるので直したい癖です。

関西ベリーダンスコンペティションにて

リアスタ:今後の目標はありますか?

小村さん:来年くらいまではコンペに挑戦したいと考えていますが、コンペはすごく時間も体力も消費するので、いつまでも続けるというイメージは持っていないです。レッスンを教えてはどうかと聞かれたりもしましたが、まだ自分の踊りの模索中なのでそこまで考えられていないですね。自分らしくゆっくりマイペースに自分の目標を探します。それまでは基礎をしっかり身に付けていきたいと思います。


小村さん、ありがとうございました!アラブの文化に魅了されたお話のときの小村さんのキラキラした目がとても印象的で、ベリーダンスへの愛を感じるインタビューでした。小村さんの穏やかな雰囲気とコンペで次々と受賞されるチャレンジ精神ががまた対照的で、努力は人の奥深いところにあるのだという事を感じました。小村さん改めて、数々の受賞おめでとうございます!

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