「時間が無い」って本当に本当?

日々時間に追われがちな私たちですが、「時間が無い」と諦める前に1日のうちほんの少しだけで良いので自分と向き合う時間を作ってみてください。

先日ピラティスのレッスン中に気付いたのですが、頸椎(首)が前に出てしまっているストレートネックの方が非常に多いです。ダンスの以前に姿勢が正しく保つ意識はとても大事です。首の位置に関してはRhiaでも1日数回は「あれ、この位置で合っているかな」と直してみたりもします。

デスクワークが多い方などは特に1時間に1回は意識を向けて欲しいです。ダンスの練習の時間がどうしても取れない時は15分でいいから基礎練習を思い出して欲しいです。でもそれすらも難しければ、5分で良いので深呼吸をしながら首の位置を確認する。こうして自分の身体に意識を向ける時間を作ってみましょう。

「時間が無い」のではなく「時間を作る習慣が無い」ということに気付いていただけたら、そして自分のためだけの時間を作ることが自分を癒すことになるのだと気付いていただけたら嬉しいです。

皆さんが同じかは分かりませんが、Rhiaはどんな時でも1人の時間が絶対に必要なので、意識して作るようにしています。1人の時間にボーッとしたり、マッサージをしたり、音楽を聞いたり。そんな時にふと悩みが解決したり、普段思いつかないような振付が思い浮かんだりするのです。頭のスイッチをオフにすると普段使っていない、でも大切な第六感というか、クリエイティブな部分が目覚めてくれるような感覚があります。「何かをする」ための時間ではなく、無意識になれる時間というのは人間を豊かにすると思います。

みなさんは仕事に、家事に、育児に、本当に毎日忙しいと思います。その上、レッスンまでこなしてくださっている生徒さんたちを誇りに思います。でも、「やらなければならない」ことに追い立てられてしまうと疲れてしまいますよね。本来は自分のご褒美のために始めたトレーニングやダンスも、苦痛に感じてしまったら本末転倒ですしRhiaは悲しいです・・。

そんな時は「やらなければならない」事を一旦捨ててしまいましょう。お風呂掃除とか、食事を作るとかは毎日はやらなくても良いことだと思っています(個人的な意見ですが笑)。スマホもテレビもずっとみている必要はないですよね。いつもなんとなくやらなくてはと思い込んでいるタスクを洗い出してみましょう。時間は「無い」のではなく「作っていない」ケースがほとんどなのではないかなと思います。そうして何かを手放すことで得た時間を、まずは5分で良いですから自分との対話に使ってください。まずは自分の時間を作る習慣を持つことから始めるのが良いと思います。

そして5分を10分に、10分を30分に。まとまった時間を作れるようになってきたら、その時に趣味やレッスンなどインプットの時間を増やしていく、という順番で良いと思います。

本当の意味で自分を労われるのは自分だけである事をお忘れなく。